きょう、山形県朝日町に、2日間限定のカフェがオープンしました。客にやすらぎを届けるのは、地元の中学生たちです。

「お待たせしました、ホットコーヒーとアップルパイです」



こちらは、きょう、朝日町にオープンした「りんごカフェ」。接客や、飲み物の提供などを行っているのは、朝日中学校の特別支援学級、「こだま学級」で学ぶ生徒たちです。

こだま学級では、9年前ほどから将来、社会の中で自立して生活できる力を養ってもらおうと、授業の一環で生徒たちが主体となってカフェを開いています。




店内でひと際、いい香りを漂わせていたのが、淹れたてのコーヒーです。

生徒たちはこれまで、地元の人に本格的なコーヒーの淹れ方を教わったり、学校の先生を相手に接客や会計、メニューの提供などを練習し、準備を進めてきました。

オープン初日のきょうは、開店から30分ほどで20人近くが来店し、生徒のがんばりを一目見ようと、家族の姿も見られました。

生徒の家族「(Q娘さんの様子は?)とてもよかったと思う。いろんな人と関われるので、成長し続ける上でとっても大事なことだと思いました」

客足が落ち着いたところで、ほっと一息・・・かと思いきや、始めたのは、あすに向けたメニューの試作。最後の最後まで準備を続けます。



朝日中学校 3年 白田吏紗さん「いろいろ練習したり飾り作ったり、値段考えたりするのが大変だなと思った。自分は今年で最後なので、後輩、下の子たちにも覚えてもらえたらなと思います」



朝日中学校 佐藤英樹 教諭「会計で数学の勉強や、掲示物を作ることで美術の学習などを含めているので、将来自立できるためにこういった経験を積んで素敵な将来を過ごしてほしいと」

このカフェは、あすも開かれます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。