出会い系サイトで知り合った人物にSNSを通じて投資話を持ちかけられた福岡県春日市の男性(64)が8600万円あまりをだまし取られたことが分かりました。
警察によりますと、福岡県春日市に住む会社役員の男性(64)は今年5月、出会い系サイトで知り合った女性名義のアカウントを使用する人物とSNSで連絡を取り合うようになり、その人物から「私は暗号資産で儲けている。あなたも暗号資産に投資して儲けましょう」「2人の将来の生活資金や財産を貯めましょう」などと、暗号資産への投資を持ちかけられました。
男性はその人物の指示通り暗号資産取引所のアプリをダウンロード。
5月24日ころから6月13日ころにかけて11回にわたって計約5460万円相当の暗号資産を指定された取引所の口座に送りました。
その後、アプリの画面上では投資した暗号資産から約5億円相当の利益が出たように表示されました。
男性が利益分を出金しようとしたところ、取引所のスタッフを名乗る人物から「出金するには保証金が必要」などと言われたため、指示通りに指定された取引所の口座に6月21日ころまでに6回にわたって計約3170万円相当の暗号資産を送りました。
しかし、出金することができなかったことから不審に思った男性は7月8日に警察に相談したということです。
警察は「SNS上の投資話は詐欺の可能性があります」と注意を呼びかけています。
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