暑くてじめじめした梅雨をさわやか爽快にしてくれます。
鳥取の農産物などを使ったクラフトコーラを提供する店が鳥取市にまもなくオープンします。その特徴は、地元の味をいかすこと、特産のショウガにイチゴに、なんとスイカまで。
原液のシロップと氷が入ったグラスに炭酸水を注いで…完成したのは見た目にもさわやかな飲み物。鳥取市鹿野町産のショウガを使ったクラフトコーラです。
ハチミツとレモンが入った「ハニーレモン」味にクランベリーとラズベリーが入った「レッドベリー」味、そしてこちらは、ベーシックな「ジンジャー」味です。
記者 安松裕一
「それではハニーレモンいただきます。まずスパイスががつんときます。ショウガとレモンのさわやかさ、そしてハチミツの甘味もあって、非常に深い味わいとなっています」
鳥取市の賀露港近くに7日オープン予定なのはクラフトコーラ専門店「INABA COLA」。店を経営するのは大分県出身でコーラ職人の宮﨑康路さん(28)です。
INABA COLA 宮﨑康路 代表
「スパイスの調合から使う材料によって、かなりバリエーションが変わる、味わいも変わる。そこがおもしろくて、無限の可能性を感じた」
クラフトコーラは原材料や作り方にこだわったコーラのこと。
宮﨑さんは鳥取大学大学院に在学中、大学の先輩が出店する屋台を手伝った際、独自に調合したコーラを販売。そこで、クラフトコーラの魅力にはまったとい言います。
そして、卒業後地元のビール会社に就職したのちに独立。土日はイベントに出店し平日はアルバイトとレシピ開発という日々を送りついに、念願の店を構えることができました。
INABA COLA 宮﨑康路 代表
「自分のやりたいことは、特産品を使って何か商品を作れたらおもしろいんじゃないかと考えていたので、そこで大学時代にコーラ作りと掛け合わせておもしろいことが鳥取でできるんじゃないかと思った」
宮崎さんがこだわったのは「鳥取の季節の味覚を生かす」こと。
そのため定番の3種類のコーラのほか、季節限定商品も販売します。
こちらは県産イチゴ「とっておき」を使ったコーラ。そしてこちらは、いまが旬、なんとスイカのコーラ。当面はイベントのみでの販売です。
記者 安松裕一
「こちらはスイカとレモンの果汁のみで作ったということです。これはまるでスイカを丸ごと食べているかのうようなジューシー感があります」
店ではコーラの原液やテイクアウト商品の販売を行いますが宮崎さん、コーラと言えばこれというものの準備も進めています。
INABA COLA 宮﨑康路 代表
「商品を瓶コーラや缶コーラにして、もっと多くの人に届けたい」
そう、瓶で直接飲む形での販売です。そのため、いま準備しているのが…
「それって前の会社で使ってた?」
「前の会社で使ってたものです」
以前いたビール会社が使わなくなったとして安く譲ってくれた瓶詰め機です。現在修理中で、1日も早く稼働させたいとのこと。
多くの人に支えられながらここまで来た宮﨑さん。感謝の気持ちを込めて日々、クラフトコーラ作りにまい進しています。
INABA COLA 宮﨑康路 代表
「すごい楽しみにしてくださる方がたくさんいらっしゃって、とてもありがたいが、これからそういった方々にわくわくするような事をお届けできたらと思って活動しています」
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