原子力規制庁はきょう、元職員が大飯原子力発電所の入門証を紛失していたことを明らかにしました。現時点で不正利用は確認されていないということです。
原子力規制庁によりますと、今年6月、関西電力からの要請で規制庁が大飯原発の入門証の所在を確認したところ、1枚紛失していることがわかりました。
紛失した入門証は2022年3月に退職した元職員の男性(74)のもので、男性は「退職時に庁舎内でシュレッダーにかけた」と話しているということです。
入門証を持っていれば大飯原発の敷地内にある立ち入り制限区域に入ることができますが、紛失がわかった入門証はすでに無効化されていて、これまでに不正利用は確認されていないということです。
規制庁は「入門証を組織的に管理して再発防止に努める」としています。
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