能登半島地震では1100年以上の歴史がある新潟市 西蒲区の神社も大きな被害に見舞われました。あの日から半年。地域の支えを受けながら再建への道のりを歩んでいます。

【曽根神社 廣川豊 宮司】「神社の中にいたんですけど、こういう揺れで、そのまま参道の方へ全部倒れたということですね」

新潟市 西蒲区にある曽根神社の宮司 廣川豊さん75歳です。能登半島地震の発生時は境内にいて、震度5強の激しい揺れを経験しました。

【記者リポート】「こちら参拝前に手を洗う建物は屋根が落ち、瓦も崩れてしまっています」
灯籠は4つ倒れ、手水舎は崩れましたが、幸いけが人はいませんでした。廣川さんは地域住民から励ましの声もあり、5月末から再建工事にとりかかりました。

ただ、工事には合わせて1000万円の費用がかかるということで先月、400万円の支援を目標にクラウドファンディングを始めました。

【曽根神社 廣川豊 宮司】「なるべく早く再建してほしいという声はあったんですね。皆さんが協力をしていただければ、本当にありがたいことでね」

1100年以上の歴史を持つ曽根神社。来月末には、夏の風物詩 西川まつりが開かれる予定で、曽根神社も多くの人たちで賑わいます。

【曽根神社 廣川豊 宮司】「曽根神社というのは、この地域の中ではやっぱり一番人が寄ってくるというか、そういうお社ですね。なるべく早く復興したいと思っています。しなきゃならないだろうと。(再建後は)住民の方々にはご参拝をしていただいて、街の安寧や安全の御祈願を神様にお伝えしたいと思います」

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