関東地方は4日、梅雨の晴れ間が広がり、東京都心で35度、八王子市で36度に達するなど、都内でも今年初めて35度以上の「猛暑日」となった。環境省と気象庁は「熱中症警戒アラート」を発表し、水分や塩分の補給、冷房の利用などを呼びかけた。

かげろうが揺らめく中、日傘を差して歩く女性=4日、平野皓士朗撮影

 群馬県桐生市で37.2度と平年を8度余り上回ったほか、茨城県大子(だいご)町、栃木県佐野市、埼玉県熊谷市でいずれも36.7度、千葉県木更津市で36度、神奈川県海老名市で35.7度まで上がり、多くの地点で今年一番の暑さとなった。  全国で最も暑かったのは静岡市の39.3度で、今年の全国最高を記録した。  気象庁によると、本州付近は太平洋高気圧に覆われ、日射が気温を押し上げた。静岡市では乾いた熱風が山から吹き下ろすフェーン現象も起きたとみられる。  厳しい暑さは5日も続く見込み。(宇佐見昭彦) 

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