きょう、映画館とスポーツチーム、食品製造会社が連携しフードロスの削減に向けた取り組みを発表されました。廃棄される食材を、映画やスポーツを楽しみながら食べられる商品に生まれ変わらせます。

山形市できょう発表されたのはフードロス削減プロジェクト、「ピザ・ディ・ヤマガタ」です。 



食品を製造する中でつきものだったフードロスの課題に取り組もうと、米沢市に工場を持つ食品製造会社の佐勇と映画館のムービーオン、プロバスケットボールチームのワイヴァンズがそれぞれの知見を生かす連携しました。



そして今回発表されたのが、工場で製造する際に生まれる規格外のピザ生地を使った商品です。

佐勇の山形工場では、ピザ生地を製造していますが、品質や美味しさには遜色がないものの、大きさや重さが規格外の生地が月に数千枚から一万枚出ていて、これまでは廃棄せざるを得なかったということです。



佐勇 佐藤広志 代表取締役社長「食べるに際しては一切問題ないであろうものでも、どうしてもはじかざるを得ないものが約1%は出てくる」



そこで今回、映画を鑑賞したりスポーツを観戦したりしながらでも食べやすい商品に生まれ変わらせ、フードロスの削減につなげようと商品が開発されました。

大塚美咲アナウンサー「こちらが、規格外のピザ生地を使用した新商品です。見た目では、生地の歪さなど全くわかりません」



チームを代表して選手たちも実食です。

山形ワイヴァンズ 岡島和真 選手「もちろん、もちもちなんですけど、噛んだ瞬間はカリッとジューシーで口の中に広がって美味しいです」

山形ワイヴァンズ 村上慎也 選手「僕も試合中食べたいな」



会見では、フードロス削減に向け県内の様々な食材を活用した商品や、ワイヴァンズ選手とのコラボレーション商品なども展開したいと、今後の展望が語られました。

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