ジェネリック医薬品の不足が続く中、武見厚生労働大臣は13社のメーカーに対して、安定供給のために企業間で生産する品目を統合することなど、業界の再編を要請しました。

武見敬三厚生労働大臣
「国民に品質の確保された後発医薬品を安定的に供給するという産業全体の責任は、いまだ果たされているとは言えない。後発医薬品業界の再編は待ったなしと考えている」

ジェネリック医薬品をめぐっては、薬局などへの供給不足がおよそ3年間続いていて、背景にはメーカーが多くの種類を少量ずつ生産する業界の構造上の問題によって生産効率が悪いことなどが指摘されています。

これを受けて、きょう、武見厚労大臣は13社のメーカーに対して、安定供給のために企業間で生産する医薬品の品目を統合することや企業同士の統合などによって業界を再編することを求めました。

武見大臣は生産効率の向上などのために医薬品の種類ごとに生産するメーカーの数は5社程度が適当との考えを示し、「5年程度の集中改革期間の中で、業界の構造改革を強力に進めていく」としています。

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