静岡県東伊豆町の熱川バナナワニ園は7月3日、園内で栽培したバナナとパパイヤを使ったクラフトビールの新商品「伊豆トロピカルMIXWeizen(ミックス・ヴァイツェン)」の販売を始めた。

同県伊豆の国市のクラフトビール醸造所「反射炉ビヤ」と開発したもので、国内産のバナナとパパイヤを混ぜ合わせて作ったビールは、国内初。同醸造所との開発で2021年に初めて、バナナとパパイヤを使ったビールを別々に発売。共同開発は4年目になり、新たな挑戦として、2024年4月にバナナとパパイヤを混ぜることを考案、バナナを少し多めに加えるなど、工夫を重ねた末、商品化に至った。

神山浩子園長は「バナナとパパイヤで収まらない、メロンのような香りがしますし、リンゴのような味わいです。相乗効果が生まれた驚きのビールです」とPRした。

今回は2,000リットル分を醸造し、同園と同醸造所で半分ずつを販売。同園の売店では、330ミリリットル入りのボトルを税込み700円で売り始めた。7月中旬までには、同醸造所から全国の小売店や飲食店に提供されるという。

神山園長は「伊豆の魅力を全国に発信できるビールですので、静岡県外で飲んでいただいた方が、伊豆に行かなきゃ、と思ってもらえたらうれしい」と話し、観光誘客につながることを期待した。

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