北海道厚岸町で、6月、高齢者に自分の運転技術を確かめてもらおうと、事故などの危険な場面を疑似体験できる体験会が開かれました。

体験会は、6月30日、厚岸町のスーパーマーケットで、交通安全教育車「ほくと号」を使って行われました。

「ほくと号」では、3画面の大きいスクリーンに、コンピュータグラフィクス=CGを使った映像が映し出され、歩行者や自転車の急な飛び出しや、死角から出てくる子どもなど、実際にあった事故をもとに再現された危険な場面を、ドライブシミュレーターで疑似体験できます。

この日は、買い物に訪れた、高齢者約10人が体験会に参加しました。

北海道警の交通安全教育車「ほくと号」(6月30日 北海道厚岸町 北海道警提供)

 警察は、運転に不安を感じている人や過去に事故を起こしそうになった人には、運転免許証の自主返納について検討するよう呼びかけています。

また、厚岸警察署では、9月から運転免許証の自主返納後の生活を疑似体験する取り組みも企画していて、参加者を募っているということです。

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