鹿児島市の認定こども園で園児が切りつけられた事件で新たな動きです。

男児を切りつけたとして今月8日に逮捕された保育士の女が、きょう、別の園児の顔を家具に打ちつけた疑いで再逮捕されました。

傷害の疑いで再逮捕されたのは、南九州市知覧町の保育士・笹山なつき容疑者21歳です。


鹿児島南警察署によりますと、笹山容疑者は今月3日の午前、勤務先の認定こども園で、女の子の顔を家具に打ちつけ、およそ1週間のけがをさせた疑いです。今月10日に園児の保護者から「園で娘がけがをさせられた」と警察に被害の連絡があったということです。

警察の調べに対し、笹山容疑者は「けがを負わせたことに間違いはありません」と容疑を認めているということです。


警察や起訴状などによりますと、笹山容疑者は勤め先の鹿児島市の認定こども園で2歳の男の子の首をカッターナイフで切りつけた疑いで今月8日に逮捕・送検され、鹿児島地検はきょう、殺人未遂の罪で起訴しました。

逮捕当時、警察の調べに殺意を否認していましたが、鹿児島地検は起訴内容を認めているかは明らかにしていません。

一方、こども園はきょう、笹山容疑者について、懲戒解雇の手続きを進めていると明らかにしました。

園は「園児、保護者が安心して通えるよう、職員一同力を尽くしたい。今後、司法の場において、真相が解明されることを願う」とコメントしています。こども園では今年4月以降、別の複数の園児がけがをするケースが複数起きていて、園は弁護士や医師ら7人で調査委員会を立ち上げ、原因究明などを進めています。

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