アメリカ軍三沢基地の司令官が離任を前に25日、青森県三沢市の1日市長を務め、新規事業の決済や新採用職員の研修などをこなしました。

三沢市の職員に出迎えられて登庁したのは、アメリカ軍第35戦闘航空団司令官兼三沢基地司令官のマイケル・リチャード大佐と夫人のジェシカさんです。

三沢市は国際文化都市として、アメリカ軍基地との友好関係を推進するため、離任前の司令官に1日市長を務めてもらう取り組みを行っています。

25日は、小檜山吉紀市長からリチャード大佐が1日市長に、夫人のジェシカさんが1日大使に委嘱されました。

この際に手渡されたのが、リチャード(理智弥努)とジェシカの愛称「ジェス(慈笑寿)」を漢字で表記した印鑑です。大佐は、7月1日に開始する市の事業の説明を受けたあと、受け取った印鑑で決済を行いました。

そして、この4月に採用された12人の新人研修も担いました。

大佐は、職員たちから英語で質問された三沢市との関係について丁寧に答え、1日市長の任を果たしました。

米軍第35戦闘航空団司令官兼三沢基地司令官 マイケルP.リチャード大佐
「市長が関わっていらっしゃる業務を身近に体験することができて、たいへん楽しくすばらしい経験でした。三沢はいい場所だし、心穏やかに過ごすことができる家族にとっても、非常にいい場所だった」

マイケル・リチャード大佐は7月に離任するということです。

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