2年以上続くロシアによるウクライナへの軍事侵攻。駐日ウクライナ大使が岡山県の伊原木知事を表敬訪問し「継続的な支援を」と訴えました。

岡山県庁を訪れたのは、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使です。まず大使は、岡山県が取り組むウクライナ避難民に対してのこれまでの支援に感謝を述べました。また2年以上続くロシアによる軍事侵攻で国内で消防車や救急車が不足している現状を報告。県内で使われた救急車両の提供支援を要望しました。

(駐日ウクライナ特命全権大使 セルギー・コルスンスキーさん)
「救急車・消防車といった機材が破壊されてしまって新しいものも調達できない現状がある。なので自治体が廃棄するような、またそれで使えるような車両をぜひウクライナに供与いただけたら」

要望を受け県では、各自治体に呼び掛けを行い救急車両の提供支援を検討したいとしています。

県庁を訪れた後、大使による講演会が岡山市内で開かれました。講演会には、県内の経済団体や大学教授のほか、ウクライナからの避難民ら約50人が参加。大使からウクライナの現状が写真や動画で紹介されました。

(駐日ウクライナ特命全権大使 セルギー・コルスンスキーさん)
「今起きている悲劇を理解してくれて、支援及び支持をしてくれていることに、私たちウクライナの人たちは一生忘れることはありません」

大使はこれからも岡山県に継続的な支援を続けてほしいと呼びかけました。

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