将棋の藤井聡太八冠が防衛戦に敗れ「七冠」に。タイトルを獲得したのは同学年のライバルでした。

 将棋の全タイトル防衛がかかる藤井聡太八冠(21)と、同学年の挑戦者・伊藤匠七段(21)。互いに2勝2敗で迎えた6月20日の叡王戦・最終局の結末は、藤井八冠が156手で敗北。伊藤七段が勝利して、新たな「叡王」となりました。

 対する藤井八冠は初めてタイトルを明け渡し、「七冠」となりました。

 (藤井聡太七冠)「これ(失冠)は時間の問題だと思っていたので、あまり気にせず、これからもまた頑張っていきたいと思います」

 かつて藤井七冠に子ども将棋大会で勝ち、号泣させたことから「藤井を泣かせた棋士」として知られる伊藤新叡王。今回の勝利で「藤井から初めて冠を奪った棋士」となりました。

 (伊藤匠新叡王)「藤井さんを追いかけてここまで来られたと思っています。タイトルは子どもの頃から夢に見てきたものなので、とてもうれしく思います」

 これで将棋の八大タイトルは伊藤叡王と藤井七冠が分け合う形に。今後も21歳同学年の2人から目が離せません。

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