今年4月から5月にかけて、福岡県筑後市に住む会社員の男性(54)が、SNSで知り合った「台湾の女性」を名乗る人物から、オンラインショップの経営を持ちかけられ、現金753万円をだまし取られました。

警察によりますと今年4月、筑後市の会社員の男性(54)は、SNSで知り合った「台湾の女性」と名乗る人物から「日本に友達が少ないので仲良くなりたいです」などとメッセージを受け取りました。

SNSでのやり取りの中で、男性はオンラインショップの経営を勧められ、経営に必要なアプリをダウンロードしました。

その後、オンラインショップの運営担当者の男性を名乗る人物から「客からの商品の注文を受けて仕入れ代金を立て替えれば、後日10~30~%の利益が上乗せされて振り込まれる」などと言われ、男性は、指定された口座に10回にわたり総額403万円を振り込みました。

アプリ上では利益が出ているように表示されていましたが出金が出来ないことを不審に思い男性が警察に相談したところ、「詐欺被害に遭っている可能性がある」と警告を受けました。

そのため、男性は連絡を無視していましたが、女から「なんで無視するの」「心配しなくていい」などのメッセージとともに保証金や税金を払えばお金が戻ってくると言われ、さらに350万円を振り込み計753万円をだまし取られたということです。

警察はこうした「SNS型投資詐欺」や「ロマンス詐欺」の被害が増加しているとして注意を呼びかけています。

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