気象庁は21日、過去3番目に遅く関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。

平年より14日遅い梅雨入りですが、梅雨明けも遅くなるのでしょうか。

気象庁の1951年からの記録で、最も梅雨入りが遅かったのは1967年と2007年の「6月22日ごろ」でした。


「ごろ」とつくのは、平均5日程度の「移り変わり」の期間があるためで、発表されるのは「おおむねその中日」に当たる日です。

関東甲信地方の平年の梅雨入りは6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろで、梅雨の期間の平均は42日間。

ここ10年の状況をみると、「梅雨入り」が最も早かったのが2015年の6月3日ごろ、遅かったのが今年の6月21日ごろ、一方、「梅雨明け」が早かったのが2017年の7月6日ごろ、遅かったのが2020年の8月1日ごろでした。

ここ10年での梅雨の期間は、2016年の54日間が最も長く、2018年は23日間で短い梅雨でした。

過去のデータをみると、梅雨の期間や降水量が年によっては、大きく異なることが分かります。

今年の梅雨はどうなるのか、気象庁は20日に、向こう1か月の見通しを発表しました。

気温は全国的に高く、特に期間の前半はかなり高くなる見込みです。

降水量は、東日本の日本海側では、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、「平年並み」か「多く」なり、太平洋側は「平年並み」となる見込みです。

蒸し暑い状態が続くため、こまめな水分補給や冷房の使用など熱中症対策も必要になりそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。