梅雨前線が華中から九州を通って日本の南にのびており、前線上の九州には低気圧があって東へ進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となっているため、九州南部では断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降り、土砂災害や洪水の危険度が高まっている所があります。

【26日(水)までの雨風シミュレーション】

気象庁によりますと、前線は、引き続き22日にかけて華中から日本の南に停滞し、前線上の低気圧が21日朝にかけて九州を通過した後、本州の南岸を東へ進む見込みです。

21日は引き続き前線の活動が活発となるため、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。

【雨の予想】
21日に予想される1時間降水量は多い所で、
宮崎県  20ミリ
鹿児島県(奄美地方を除く) 70ミリ

21日6時から22日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
宮崎県  50ミリ
鹿児島県(奄美地方を除く) 150ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある地域と期間は、鹿児島県(奄美地方を除く)引き続き21日午前中にかけてです。

【防災事項】
厳重警戒:土砂災害、河川の増水や氾濫

警戒事項:低い土地の浸水

注意事項:落雷、竜巻などの激しい突風

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

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