祇園祭の「プレミアム観覧席」をめぐり、八坂神社の宮司が「ショーではない」として観光協会の理事を辞任する意向を示していた問題で、6月20日、辞任の意向を撤回しました。

 京都市観光協会は去年、お酒などをたしなみながら祇園祭の山鉾巡行を楽しめる「プレミアム観覧席」を1席40万円で導入し、今年も1席15万円と20万円で販売しています。観光協会の理事を務める八坂神社・野村宮司は「山鉾巡行は神事であってショーではない」と、飲酒しながらの観覧を問題視し、協会の理事を辞任する意向を示していました。

 しかし、協会は20日、「今年はお酒や食事を提供しない」と発表。これを受けて野村宮司は「(協会側と)祭りの意味について話し合い、良い祭りにしたいと意見が一致した」として、理事を辞任する意向を撤回しました。

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