青森を代表する文豪・太宰治は6月19日が誕生日となります。これを前に太宰が学生時代に過ごした青森県弘前市では、記念イベントが開かれました。

弘前市には「太宰治まなびの家」として、旧制弘前高校時代の下宿先が保存されています。

18日は弘前ペンクラブが主催するツアーが行われ、太宰の写真へ花を手向けたあと、ファンたち約10人がまなびの家を見学しました。

下宿先の、太宰の部屋は2階にある6畳間の部屋で、この場所でくつろぐ姿が写真に残されています。

このほかにも、部屋には太宰が書いたとされる数式の落書きもあり、訪れた人は“太宰文学の原点”となった、弘前で過ごした青春時代に思いを巡らしていました。

太宰ファンは
「ここから青森まで小山初代のところに通ったとか、心中事件を何回もやっている。そういうのがやはり(印象的)」

「年代を超えて、みんなに知られている。読まれている作家だと思いますね」

訪れた人は、19日に迎える太宰治生誕115周年にあわせて思い出の地をゆっくりと見て回り、太宰を偲んでいました。

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