春の高校野球東北大会で決勝に進んだ青森県王者の弘前学院聖愛は、岩手県の花巻東と対戦し、延長戦の末に敗れ、5年ぶりの優勝を逃しました。

5年ぶりの優勝をかけた聖愛のマウンドを託されたのはエース・吹田。吹田はストレートと変化球を織り交ぜて、花巻東打線を手玉にとりスコアボードに「0」を並べます。

エースの好投に報いたい打線が奮起したのは、終盤8回でした。先頭の8番・佐藤!

初球をころがす絶妙なセーフティーバントで塁に出ると、続く吹田、1番・内山もバントを成功。1アウト一、三塁のチャンスで打席には2番・貴田。聖愛ベンチが選択したのは…。なんとスクイズ!

聖愛は打者4人のバント攻勢で先制に成功します。

しかし、そのウラ、相手にも2本のバントを決められ同点に追いつかれると、試合はそのまま延長戦に。

タイブレークの10回表に聖愛は、1番・内山の犠牲フライで得点を挙げますが、リードはこの1点のみ。

有利な後攻の花巻東に、守備の判断ミスで同点にされると、その後タイムリーを浴びてサヨナラ負け。

県王者として臨んだ東北大会で、5年ぶり2度目の優勝を飾ることはできませんでした。

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