今月23日の「慰霊の日」を前に、沖縄戦で住民らが避難した壕とガマの資料展がうるま市で開かれています。

「うるま市の壕とガマ~暗やみの中から~」と題された資料展は、戦争の悲惨さや当時の人々が感じたことを考えてもらおうと、うるま市の石川歴史民俗資料館が企画したものです。

会場には攻撃から身を守るために掘って造った「壕」と自然の洞窟を利用した「ガマ」の写真が解説の資料などと共に展示されています。

うるま市内ではこれまでに87か所の壕とガマが確認されていて、沖縄戦の際にはこの壕やガマの暗闇の中で住民らが過酷な避難生活を強いられていました。

主催者は沖縄戦の記憶が薄れるなか「壕とガマ」を通して戦争の恐怖や悲しみなど様々な感情を感じとり、平和について考えるきっかけになればと話しています。

この展示会は来月28日まで開かれています。

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