6月に入り相次いでいるクマの目撃についてです。青森県八戸市で、先週金曜日(6月14日)に猟友会がクマに発砲するなど県南地方では、先週から人里への出没が続いていて、おいらせ町では17日朝も町の職員によるパトロールが行なわれました。

パトロールは、おいらせ町の職員2人が午前8時半ごろから沿岸の防風林の付近や、16日にクマが目撃された百石工業団地などを車で巡回しています。

中澤美寿妃記者
「きのうクマが目撃されたおいらせ町松原です。こちらの交差点を海側の百石工業団地の方角へ横断しているクマが目撃されたということです」

町では2023年の1年間、クマの目撃がまったくありませんでしたが先週から小学校や住宅街にクマが出没し、目撃情報は6月だけで21件に上っています。

また、同じクマかは分かりませんが、先週金曜日(14日)には隣接する八戸市の国道沿いにも現れ、猟友会がクマに発砲する場面もありました。

動画を撮影した人は
「音に合わせて構えてる携帯が少しブレるような衝撃音はしました。(クマがいることよりも)人にも車にも全く動じないことに衝撃を覚えました」

クマへの発砲が行なわれたのは、2017年11月に市内の倉庫に入り込んだクマを駆除して以来、約6年半ぶりです。

八戸市では、17日に目撃情報は寄せられていませんが、16日は再びおいらせ町で2件目撃されていて、付近の住人は不安を募らせています。

おいらせ町民は
「中々捕獲できないというのがちょっとね…。すぐには捕まえられないのだろうけど、ちょっとそこが心配」

県内で確認されている出没件数は、16日までで166件と過去最多だった前年よりは少ないペースですが、県は全域に出没注意報を出していて、目撃情報がある場所には近寄らないよう呼びかけています。

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