京王電鉄(多摩市)は16日、車内の広告全てにプロレスラーの故アントニオ猪木さんが登場する特別電車「闘魂トレイン」の運行を始めた。運行開始直前の披露会には、まな弟子の藤波辰爾さんと、タレントのアントキの猪木さんが訪れ、猪木さんとの思い出を振り返った。(昆野夏子)

◆披露会に藤波辰爾さんとアントキの猪木さん

猪木さんの写真を掲げた車内を見学する藤波さん(左)とアントキの猪木さん

 電車は10両編成で、中づり広告などに猪木さんの試合場面などのポスター98種類、計約1000枚を掲示した。猪木さんが力道山の付き人をしている場面や、モハメド・アリとの「世紀の決戦」を前に握手する場面など、貴重なシーンが多い。車両の先頭には、猪木さんの顔をあしらったヘッドマークを掲げる。

猪木さんの顔をあしらったヘッドマーク=稲城市の京王電鉄若葉台車両基地で

 運行に先立ち、車内を見学した藤波さんは「懐かしいね」と目を細め、一枚一枚じっくりと写真を見つめた。「プロレスラーとしての猪木さんのすごさを感じる。ぜひいろいろな写真を見てほしい」と話した。  アントキの猪木さんは猪木さんの名言「迷わず行けよ」にちなみ「迷わず乗ってほしいですね」とアピール。「猪木さんを知らない子どもたちも見入っちゃうと思う。朝に乗ったら『元気ですか!』って声が聞こえて、目が覚めそう」  特別電車は、京王百貨店新宿店で20~26日に開催される「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」を記念して運行する。運行状況などの問い合わせは京王お客さまセンター=電042(357)6161=へ。 

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