「かつてのにぎわいを取り戻したい」。人口の減少が進む福島県いわき市の江名港で、常磐モノなどが味わえるイベントが初めて開かれ、地元内外から多くの人が訪れました。

「あら汁おいしいですよ~、食べていってください!」

出来たてのカツオのあら汁に、常磐ものを使ったタコ飯。16日、朝から多くの人が訪れ、賑わいをみせていたのは、いわき市の江名港です。

「マリンマーケットin江名2024」は、遠洋漁業の衰退や震災などで人口の減少が進む中、にぎわいを取り戻そうと地元の協議会が初めて企画しました。20年前までは朝市が開かれ、大いに賑わっていたという江名港。16日は、キッチンカーなども複数出店して、20年前を思い出させるような盛況ぶりでした。

訪れた人「きょうは少ないほう。(地元がにぎわうのは)最高」
訪れた人「(あら汁を食べて)おいしいですよ、とっても。いいね、やっぱりにぎやかで」

江名の町復興推進協議会・坂本勝吉会長「来てくれた人が、江名ってこんなにいい町なんだと思って定住してくれたら良い」

江名港では、9月にステージショーや漁船の乗船体験などができる「江名の町マリン・フェスティバル」を開催する予定で、今後も地元の活性化に向けた取り組みを続けていくとしています。

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