工場からオレンジ色の煙。従業員らが一時避難するなどあたりは騒然としました。

刈谷市小垣江町で、17日午前9時半ごろに撮影された映像。

提供:視聴者

建物から漏れ出したオレンジ色の煙が、画面の右から左へ流れていきます。

近くでは避難した人が、建物の外に並んでいる様子も。

警察や消防によりますと午前9時過ぎ、刈谷市小垣江町にある「サーテックカリヤ」の大津崎工場から「煙が出ている」などと消防に複数の通報がありました。

この工場は自動車部品などのメッキ加工を行っていて、煙は火事によるものではなく、工場内にある「無電解ニッケル」の入ったタンクに従業員が誤って「硝酸」を混ぜたため、化学反応を起こしガスが発生したということです。

(近くの工場で働く人)
「隣の工場からガスが出ていて、避難してくださいと言われ、避難した」
「嗅いだことのない臭いがした」
「午前9時くらいに黄色い煙が30分以上出続けていたので、ちょっとこれはただごとではないなと思った」
「煙が上がること自体、工業地帯にはなくて、何か分からないから怖い」

今回の件で、けがや気分が悪くなった人はいませんでした。

警察は「有毒ガス」の可能性があるとして、工場内や周辺道路への立ち入りを一時、規制しましたが正午過ぎにはガスの発生が止まったため、現在は解除しています。

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