鳥取県倉吉保健所は14日、今年初のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)患者が発生したと発表しました。鳥取県での確認はこれで9例目になります。

倉吉保健所によりますと、今月10日と13日、吐き気や発熱の症状で医療機関を受診した倉吉市に住む80代の女性について、鳥取県衛生環境研究所で遺伝子検査をしたところ、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)陽性が確認されたということです。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染する感染症で、日本では2015年に山口県で初めて確認され、これまでに963人の感染が確認されています。
鳥取県での確認はこれまでに8例で、9例目となります。

倉吉市の女性については、家の近くで草刈りをしていて、首にマダニに咬まれたとみられる痕が見つかったということです。

倉吉保健所は、農作業などで野山などに出かけるときには、肌をなるべく出さないよう長袖や長ズボンを着用するなど、注意を呼び掛けています。

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