きのう、栃木県那須町の山間部で2人の焼けた遺体が見つかった事件。現場にはガソリンの携行缶のような容器が残されていたほか、遺体の頭に黄色い袋が被せられるなど、異様な状況がわかってきました。

2人の焼けた遺体が見つかった那須町の山間部。けさから、警察による現場検証が始まりました。

この事件では、きのう午前7時前、河川敷で宝島龍太郎さん(55)と身元がわかっていないもう1人の遺体が焼けた状態で見つかっています。

記者
「現場は、山のほぼ一本道を進んだところにあります」

現場周辺は山間部のため街灯などがほとんどなく、人通りもありません。麓から10分ほど車を走らせると現場近くに到着しますが、地元の人も「滅多に行かない場所」だと話します。

その場所できのう、“異様な光景”が目撃されました。

現場を目撃した人
「印象に残っていることは、とにかくにおいですね。これが人が燃えるにおいなんだと。トラウマになりそう」

第一発見者は、人が焼けた様子を目撃しています。

上空からの映像を見ると、ブルーシートの周辺が黒く焦げているように見えます。遺体が見つかった際、2人は十字のように重なっていたということです。

また、2人は頭から黄色のビニール袋が被せられていて、その上から茶色っぽい粘着テープが巻かれていたともいいます。

現場を目撃した人
「(粘着テープは)顔を全体的に覆うように、ぐるぐるという感じ。雑な感じだった。隙間とかはあったので」

1人の遺体はブーツを履いていて、目撃者は「女性かもしれない」と感じたということです。

そばには、ガソリンの携行缶のような容器が…

現場を目撃した人
「足元にガソリンの携行缶が落ちていた。遺体に近いほう半分は黒く焦げていた。(Q.残り半分は?)半分は赤かったので携行缶だと認識できた。(Q.携行缶の中身は)中身までは確認しなかった」

遺体発見現場を目撃した別の男性は…

現場を目撃した別の人
「10リットルか20リットルのそういった容器なのかなと。(Q.何個くらい)1個です。私の目には1個しか映っていない」

捜査関係者によりますと、2人の遺体は手を縛られていたこともわかっていて、警察は2人が殺害された可能性もあるとみて、引き続き捜査しています。

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