アメリカの全国紙「USAトゥデイ」で水原一平容疑者(39)のメジャーリーグからの“永久追放”の可能性が報じられました。

 日本時間の4月12日、銀行詐欺の疑いでアメリカ連邦検察から訴追された水原容疑者は、その翌日という早いタイミングでロサンゼルスの連邦地裁に出廷しました。保釈金2万5000ドル=日本円で約380万円の支払いのほか、様々な条件が付けられ、即日保釈されました。

 【水原容疑者の保釈条件】▼保釈金約380万円▼大谷選手への接触禁止▼賭博施設への立ち入り禁止▼カリフォルニア州中心部から移動禁止・パスポートの返納▼ギャンブル依存症の治療

 この“スピード手続き”について、水原容疑者の捜査に関わっているHSI(国土安全保障捜査局)で、捜査官を20年以上務めていたジェームズ・ヘイズ氏に、大吉洋平アナウンサーが話を聞きました。

 (大吉アナ)「こんなにも早く起訴の手続きが進んだことをどう思う?」
 (ヘイズ氏)「これは実に異様なスピード感ですよ、アメリカでは」
 (大吉アナ)「水原容疑者が望めば、捜査当局が彼に有利な司法取引に応じることはありますか?」
 (ヘイズ氏)「有利な司法取引…それはわからないな。明らかに有罪を認めれば、捜査当局は減刑に応じるだろうけど。水原容疑者の持つ情報は、もうこの事件に影響力はほとんどないんです。彼のテキストメッセージ、金融活動、彼が使用していたアカウント、全ての情報を当局も把握済みなので」
 (大吉アナ)「水原容疑者の司法取引には、後悔や謝罪、過去の犯罪歴がないこと、大きな捜査への情報提供が必要?」
 (ヘイズ氏)「まさにその通りです。一部報道によれば、少なくとも彼は後悔をしており、チームや大谷選手に謝罪の意を示している。だけど(今回の事件は)それでは足りないと思う」

 ヘイズ氏は、水原容疑者の犯罪を「アスリートへの最大の陰謀」と断じ、「メジャー永久追放」はもちろん、刑罰が重い可能性もあるとしています。

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