大雨で川が氾濫し集落に人が取り残されたことなどを想定し、警察と消防が、きょう、救助ボートなどを使った合同訓練を行いました。

訓練は、近年頻発する豪雨災害への連携力を高めようと、村山警察署と村山市消防本部が去年から合同で始めたもので、きょうは25人が参加しました。

エンジン付きの動力ボートを使った訓練では、おぼれている人をゴム製の網で包んでボートに引きあげるまでの流れを確認していました。

大内希美アナウンサー「こちらは水害救助用のゴムボートです。動力ボートでは行きにくい狭い路地などでの救助に活用されるということです」

また、水害で市街地に人が取り残されたという想定で、パイプ椅子を車いすに見立て、足が不自由な人を救助する訓練も行われました。


村山市消防本部 生居雄輔 消防副士長「実際の要救助者はもっと焦っていて早く救い出してほしいという気持ちが強いと思う。そういった際は、救い出す側が一声かけてしっかりと落ち着かせたうえで、いち早く要救助者を救い出したいと改めて感じた」


これからの時期は、台風や大雨などで水害が起きる可能性が高まります。警察と消防では、訓練を通して万が一の事態に備えていくとしています。

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