13日の兵庫県議会で、齊藤知事を告発した文書に関する百条委員会の設置が可決されたことを受けて、告発文書を作成した兵庫県の元幹部職員がコメントを発表しました。

「これまで様々な形でご尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。兵庫県という組織がより良くなるため、真実が明らかになっていくことを願っています。」(元幹部職員)

◆男性職員の告発文書

兵庫県・西播磨県民局長だった男性職員は、「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」という表題の内部告発を一部の報道機関や県議会議員に送っていました。

そこには「知事のパワハラは職員の限界を超え、あちこちから悲鳴が聞こえてくる」…「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」といった内容が記載されていました。

知事は当初、文書の内容は「事実無根」だとし、その後の県の調査でも、「核心的な部分は事実でない」と結論付け、男性職員は勤務中に私的な文書を作成したなどとして、停職3か月の懲戒処分となりました。

その後、告発文の内容に一部事実が含まれることなどから、きょう自民党とひょうご県民連合は、本会議で文書の内容を再調査するための百条委員会の設置を提案し、賛成多数で可決されました。

◆斎藤知事「今後、説明責任果たす」

いっぽう、齊藤知事は、百条委が設置されることを受けて、以下のように話しました。

「私自身が文書問題等に関してしっかり説明責任を果たす。」

「いろんな課題、改善すべき点がでてくると思いますので、そこを真摯に受け止めて、改善すべきところををきちんと改善していくことで、県政を前に進めていくことが、私の大きな責任だと思っています。」

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