値上げの波が日本の国民食にも押し寄せています。
海苔が高騰し、山梨県昭和町のおにぎり専門店は、一部の商品を値上げするなど対応しています。
炊き立てのご飯でふんわりと仕上げる日本の国民食、おにぎり。
馴染み深いこの味にも値上げの波が。
おにぎり一座 心 西川孝一代表:
「お客さんに安く提供しておいしいものをっていうところがだんだん厳しくなってきたのが現状」
昭和町のおにぎり専門店おにぎり一座 心です。
約20種類のおにぎりを日替わりで提供しています。
このおにぎりに欠かせない海苔が今、高騰しているといいます。
おにぎり一座 心 西川孝一代表:
「おにぎりを作るのに海苔や塩が高騰しているので大変だなと思う。仕入れを抑えよう抑えようと思っても高騰で…」
一度に数千枚仕入れるという海苔が2023年の猛暑の影響で不作となり、2か月ほど前から有明産の仕入れ値が100枚入りの1袋で1割以上、約400円値上がりしました。
さらに円安などの影響で店で使用しているフランス産の塩も数か月前から1kg700円が1000円に4割ほど値上がり。
店は5月から一部の商品の値上げに踏み切りました。
おにぎり一座 心 西川孝一代表:
「定番商品はお子様が食べる商品が多かったりするので、その分を値上げするよりは北海道の商品の方が高騰しているので、そちらの方の値上げでバランスをとるようにしています。」
北海道の鮭やたらこを使った商品の価格を10円から20円値上げし、ツナマヨや梅などの定番商品は価格を据え置いています。
おにぎり一座 心 西川孝一代表:
「ジャンクな感じの新しいジャンルを目指して新しいものを提供していけたらなと思っている。時間がある方は握りたてでふわふわのおにぎりをその場で美味しく食べていただきたい。」
心を込めたもてなしで値上げの波を乗り切ろうとしています。
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