鹿児島市の山形屋は13日、株主総会・取締役会を開き、取締役に鹿児島銀行から1人受け入れることを発表しました。

来月1日付けで山形屋の取締役常務執行役員に就任するのは、鹿児島銀行・融資部の新福幸大主任調査役です。新福幸大主任調査役は鹿児島市出身の44歳で、山形屋が常勤取締役に外部から人材を受け入れるのは創業以来、初めてです。

岩元純吉会長と岩元修士社長は留任します。また、取締役の数を11人から6人に減らし、新たに執行役員制度を導入しました。

なお、13日は2023年度の決算も発表し、売上高は前期比102.5パーセントのおよそ162億円で、3期連続の増収でした。

山形屋は、経営悪化を受けて「事業再生ADR」を申請。債権者の17の金融機関は、先月28日、山形屋が提示した事業再生計画に合意し、計画は実行に移っています。計画の柱であるホールディングス体制の設立は今月中を予定しています。

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