1949年に旧国鉄の東京・三鷹駅で6人が死亡した「三鷹事件」で、死刑が確定した元運転士の遺族が再審=裁判のやり直しを求めて行った特別抗告について、最高裁は退ける決定をしました。再審を開始しない判断が確定しました。

「三鷹事件」は旧・国鉄「三鷹駅」で1949年、無人の電車が暴走して脱線し6人が死亡したもので、電車転覆致死罪で元運転士の竹内景助元死刑囚の死刑が確定していました。

竹内元死刑囚は病死し、2011年に長男が再審を申し立てたものの、東京高裁に認められず、最高裁に特別抗告していました。

最高裁は15日付で特別抗告を退ける決定を出し、再審開始を認めない判断が確定しました。

GHQ占領期間中の1949年には三鷹事件のほかにも、国鉄に関係する下山事件と松川事件が起きましたが、不可解な点があり、「国鉄三大ミステリー」とも呼ばれています。

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