千葉県松戸市の77歳の男性がSNS上で日本と中国のハーフを名乗る女性らから、うその投資話を持ちかけられ、現金およそ1億円をだまし取られました。

警察によりますと、松戸市の77歳の無職の男性は今年2月、SNS上で突然「音楽が好きです。交流できたらうれしいです」と日本と中国のハーフを名乗る自称・小学校のピアノの先生の女性からメッセージが届きました。

男性はメッセージのやり取りをしているうちに親近感を抱き、女性から「私の叔父は大学の教授で、30年以上経済学のキャリアを持っている」「アプリをダウンロードして、叔父が暇な時間に私たちに指導してくれる」などと、うその投資話を持ちかけられたということです。

男性はアプリのようなものをダウンロードし、叔父を名乗る者からアドバイスのメッセージを受け、今年3月から5月の間にFX取引名目で詐欺グループが管理する口座に複数回に分けて、あわせて現金およそ1億円を振り込んだということです。

男性が振り込んだ口座名義は13種類あったということです。

男性は投資していることを家族に話したところ、詐欺であることに気づき、警察に相談したということです。

警察は、恋愛感情を抱かせた上で金銭をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」事件とみて捜査しています。

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