リニア中央新幹線のトンネル工事現場周辺で発覚した地下水の汚染。岐阜県が12日から井戸水の水質調査を始めました。

リニア中央新幹線長島トンネルの掘削工事が行われている恵那市では、ことし4月、工事で出た土の保管場所近くにある井戸から、基準値の1.5倍の六価クロムが検出されました。

検査機関から結果を受け取った施工会社が基準値を勘違いしたため、JR東海は11日、1か月遅れで岐阜県に報告。古田肇知事は12日、「迅速な共有が不可欠であり非常に遺憾である」と話しました。

JR東海は、汚染は工事の土が原因ではないとみられるとしていますが、県はJR東海に対して速やかに原因を調べるよう伝えたということです。

また、県は12日から近隣の井戸水の水質調査を行っていて、住民には結果が分かるまで井戸水の利用自粛を呼びかけています。

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