青森陸上競技協会=県陸協の理事が協会の資金を私的に流用し、県陸協も適切な対処を怠ったとして、県スポーツ協会は11日、組織体制の是正を求め、県陸協を勧告処分としました。

勧告処分を受けた青森陸上競技協会は、2019年の4月~6月にかけて、当時の業務執行理事が家電の購入費に充てるため、担当する出納業務の権限を利用して、法人口座から購入業者に4回に渡り、合わせて18万円あまりを振り込んだということです。

県陸協が事態を把握したあと、業務執行理事は全額を返済しましたが、組織での処分は口頭での厳重注意にとどまっていました。

県スポーツ協会は、2024年4月にこのことを把握。事実確認を進めた結果、県陸協が事態を把握していながら適切な対処を怠っていたとして、県陸協を10日付で勧告処分とし、7月末までに改善報告書の提出などを求めました。

業務執行理事は、4月下旬に理事を辞職したということです。

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