寝る時に欠かせない「まくら」。種類が多く、何を使ったら良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。正しいまくらの選び方で、首・肩の凝りや疲れの蓄積などの悩みが解消されるかもしれません。

■使用中のまくら「不満」「やや不満」59.3%

上村彩子キャスター:
普段どんなまくらを使っているでしょうか。

たくさん種類があって悩んでしまいますよね。まくらに関するこんな調査結果があります。

【お使いのまくらに満足していますか?】
・満足 4.7%
・やや満足 10.2%
・普通 25.8%
・やや不満 31.6%
・不満 27.7%
※男女13万7042人調査 まくら白書2024より

まくら白書2024によると、「お使いのまくらに満足していますか」という問いに、「満足」「やや満足」と答えたのは14.9%、「不満」「やや不満」と答えたのは59.3%と大きな差がつきました。

どんなところに不満を感じているのでしょうか。

【不満の理由】
1位 首がこる
2位 肩がこる
3位 疲れが取れない
※男女13万7042人調査 まくら白書2024より

疲れを癒すための睡眠なのに、このような不満がたまっているようです。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
僕が使っているのは、低め・寝返りしやすい、通気性・反発がよいまくらです。1万7600円ですが、満足しています。

睡眠はアスリートにとってかなり大事です。現役のときは、まくらを持って海外へ行くこともありました。結構こだわりが強いかなと思います。寝返りをしやすくて、汗かきでもあるので通気性がいいもの。

うつ伏せで寝るときもあるので、あまり高すぎるとうつ伏せには寝れない。時々、首が痛くなることもありますが、逆を向けばいいと思っています。

ホラン千秋キャスター:
私は、まくらを使っていません。バスタオルをちょうどいい高さに折って使っています。

泊まりのロケで宿泊先のまくらがいつもと違うと、寝られないタイプなんです。バスタオルは、どこに行っても調整できるのがいいです。ただ、ちょうどいい高さのまくらがあったら欲しいと思っています。

上村キャスター:
まくら白書2024の調査では、6%ぐらいの方が「使っていない」ということがわかりました。

井上貴博キャスター:
私はオーダーメイドで1回作ったのですがダメで、低反発も試しましたが、今は「もう安くていいや」と思って、5000円くらいの低めのまくらを使っています。「これだ」というほどのものに出会えていないので、我慢して使っています。

我慢して使うと、出張先のホテルのまくらでも嫌にならないのはあります。

■理想の高さを測るなら「首と壁の距離」

上村キャスター:
どうやってまくらを選べばいいのでしょうか。

睡眠環境プランナーの三橋美穂さんによると、まくらが合っていない方は、高すぎて首が少し詰まるそうです。シワも入りやすくなってしまい、さらには呼吸が浅くなってしまうので、いびきもかきやすいとのことです。

逆に、合っている方は、首がすっと伸びて、呼吸がしやすいそうです。

まくら選びで大事なのは、高さだといいます。壁に沿って立ち、首と壁の距離を測ると、理想のまくらの高さになるそうです。

現在は、自分で測って合わせるのではなく、まくらが自分に合わせてくれるものも登場しています。

「王様の夢枕II」(Beech/7980円)

細かいビーズが入っていて、触ってみると少しもちっとしています。

首のところにキュッと高さが合い、広さがあるので寝返りを打っても、余裕があります。ちょうどいい高さになりました。

カーブの形状があり、肩もフィットしやすくなっています。

“運命のまくら”を見つけたいですね。

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