自宅で覚せい剤を製造しようとしたとして、広島県警は、福山市の無職の男(61)を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕したと発表しました。
警察によりますと、男は22年8月ごろから24年2月28日までの間、覚せい剤を製造する目的で自宅に覚せい剤を製造できる薬品や器具を保管するなどした疑いが持たれています。
警察の調べに対し、男は容疑を認めたうえで、「覚せい剤を作ろうと思い、製造に関する資料やガラス器具を集めた。ある程度そろったが、すべての薬品がそろわなかったので、実際に製造に取りかかるには至らなかった」などと供述しているということです。
男の自宅からは、覚せい剤を作るためのガラス器具100個以上や製造に関するメモが押収されたということです。
また男は、2月28日、自宅マンションの敷地内で、営利目的で覚せい剤約136グラム(末端価格:約900万円)を所持した疑いでも逮捕されました。警察は、男が密売組織などから覚せい剤を入手していたとみて、事件の詳しいいきさつを調べています。
警察や中国四国厚生局麻薬取締部は、県東部の覚せい剤密売組織への合同捜査を行っていて、2月28日から6月11日までの間に、男のほか7人に対して、覚せい剤取締法違反などの疑いで捜査を実施し、覚せい剤約155グラム(男の所持も含む)、大麻約14グラム、コカイン約5グラムを押収したということです。
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