北海道空知地方の月形刑務所が、受刑者の手紙の送り先を誤ったとして、札幌弁護士会は再発防止策の徹底などを刑務所に要望しました。

 札幌弁護士会によりますと、月形刑務所の男性受刑者が2021年9月、母親あてに現金書留とメガネの購入を依頼する手紙を送ろうとしたところ、刑務所側が送り先を誤り、男性受刑者の知人に送られました。

 男性受刑者は、札幌弁護士会に人権侵害の救済を申し立て、札幌弁護士会は、受刑者のプライバシー権などを侵害する行為だとして、再発防止策の徹底などを刑務所に要望しました。

札幌弁護士会・芦田和真弁護士
「刑務所の中では(手紙は)自由に出せるものではない。出せる手紙の回数が減ってしまうので、機会の損失は非常に大きい」

 要望を受け、月形刑務所は「同じような事案を発生させないよう、適切な事務処理に努めてまいりたい」とコメントしています。

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