来年度中の全線再開を目指す熊本県のくま川鉄道について、きょう(10日)協議会が開かれ、鉄道の運行と施設の管理を切り離す「上下分離」のため、新たな法人を設置することを決めました。

くま川鉄道は、2020年7月の豪雨で被害を受け、現在も肥後西村駅と人吉温泉駅の間で運休が続いていて、来年度中の全線再開を目指しています。

きょう(10日)の協議会では、鉄道の運行と施設の管理を切り離すいわゆる「上下分離方式」を導入するため、施設の管理などを行う「くま川鉄道管理機構」を設立することを決めました。

この機構は、くま川鉄道の全線再開後も安定的な経営を続けることが目的で、熊本県や熊本県内の10市町村で構成します。

設立総会は6月25日に行い、手続きなどを経て7月にも正式に設立する方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。