5月中旬、札幌市でひき逃げなどをした疑いで会社役員の男が逮捕された事件で、警察は、7日午後、逮捕した53歳の男を現場に立ち会わせ、当時の状況を調べました。

札幌市中央区の会社役員、工藤達人容疑者53歳は、5月14日午前9時40分ごろ、札幌市中央区の国道230号線でRV車を運転中、信号待ちの車に追突し、60代の男性ら3人にけがをさせ、現場から逃げた疑いが持たれています。

警察は、7日午後1時半すぎ、工藤容疑者を現場に立ち会わせ、当時の状況を確認しました。

その後、工藤容疑者立ち合いのもと、事件当時乗っていたRV車とは別の、工藤容疑者が逮捕時に使っていた乗用車を捜索しました。

捜索したのは、RV車とは別の乗用車(6月7日午後 札幌南警察署)

 これまでの警察の調べに対し、工藤容疑者は「白色のハマーを運転して前の車にぶつかって、怖くなって逃げてしまいました」などと話し、容疑を認めているということです。

容疑を認めているという工藤達人容疑者(6月7日午後 札幌南警察署)

 工藤容疑者が現場に乗り捨てたRV車は、自分の車を修理中の代車でした。

信号待ちの車に追突、工藤容疑者が乗り捨てたRV車

 関係者によりますと、工藤容疑者は事件前の14日未明から明け方にかけ、複数の飲食店を利用していたということです。

警察は、飲酒運転や薬物使用の可能性も視野に、ひき逃げ前後の工藤容疑者の足取りなどについて、引き続き捜査を進めています。

工藤容疑者は、そのまま逃走(視聴者撮影)

 

RV車を乗り捨てて、現場から逃走する工藤容疑者(視聴者撮影)

 

逮捕された工藤容疑者(5月下旬、札幌市中央区)

 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。