海外からの観光客、特に富裕層からの人気が高いニセコエリア。そこで、いま深刻な問題になっているのがタクシー不足です。

特に大勢の観光客が訪れる冬は、観光客も地元の住民も、タクシーを利用することが難しくなります。

タクシー運転手
「冬場どうしても混み合う…いろんな人が来る」

この問題を解決しようと、2023年12月から2024年3月まで期間限定で、札幌や東京からタクシーの車両とドライバーを派遣する「ニセコモデル」の実証実験が行われました。

そして7日、北海道運輸局などが、タクシー事業者や市町村などを対象に開催したのが、ライドシェアの検討会議です。

会場では、運輸局の担当者が、制度の概要などを説明しました。

日本版ライドシェアは、一般のドライバーが自家用車で客を運びますが、安全面を保証するため、タクシー会社と契約を結び、その会社の管理のもと研修や車の点検を実施します。

タクシー不足の一助となりうるライドシェアですが、地元のタクシー会社は不安を感じています。

ニセコ国際交通 藤本伸一社長
「ライドシェアで、週に3時間か4時間乗ったとしたら、人間関係ができて(個人的に)金額を安くする可能性もある」

人件費確保などのため、タクシーの初乗り運賃が20日から、50円値上されるニセコエリア。

期待と不安が入り混じるなか、地域の足の確保が模索されています。

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