リニア中央新幹線の沿線自治体が参加する期成同盟会が総会を開き、国とJR東海に対して静岡工区の早期着工を求めたほか、静岡空港に東海道新幹線の新しい駅を作ることなどを要望しました。
リニア建設を促進する期成同盟会がきょう、都内で開いた総会には、先月、静岡県知事に就任した鈴木康友新知事ら沿線自治体の知事のほか、JR東海や国土交通省の関係者などおよそ250人が参加しました。
鈴木康友 新静岡県知事
「リニアの早期全線開業に向けまして、同盟会を構成する各都府県と結束し一丸となって取り組んでまいります」
鈴木知事はこのように述べたうえ、「リニアの整備と自然環境の保全に向け、JR東海と対話を進める」と意気込みを語りました。
リニアをめぐっては静岡工区が着工できていないことから、JR東海は当初目標としていた品川-名古屋駅間の2027年の開業を断念しています。
期成同盟会は静岡工区について、国とJR東海に「自治体の理解を得ながら早期に着手すること」を求めたうえで、「開業時期を示してほしい」と訴えました。
また、総会では鉄道と空港、高速道路を結んで移動の利便性を高めることが重要だとして、リニア開業にあわせて静岡空港に東海道新幹線の新しい駅をつくるよう求める決議を行い、国土交通省に要望書を提出しました。
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