広島市のデパートで7日、「お中元ギフトセンター」が開設されました。

そごう広島店本館9階のお中元ギフトセンターです。日本各地の旬な食からふるさとの味まで、およそ1700点を扱っています。

今年のテーマは「夏の贅沢」。北陸のステーキ用牛肉をはじめ、高級スイーツなどぜいたくなグルメがとりそろえられています。広島県産では三次ピオーネや地酒などが人気だということです。

来店客
「毎年送っている人は送ったほうがいいかなと思って。夏はピオーネ、冬はカキを」
「娘の嫁ぎ先に…連絡とりあって『何がいい?』って聞くんです。そしたらハムがいいって言われるからハムにしたんです」

そごう広島店 関谷晋司 食品部長
「感謝の気持ちをこめて、みなさんお中元を選んでいただきますので、こういうときだからこそ、贅沢なものを送っていただきたいと思い、日本各地からおいしいものを選びました」

そごう広島店によりますと、お中元にかける金額は、1点あたり3000円から5000円程度、贈り先は、3件から5件ほどが多いということです。

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渕上 沙紀キャスター
こちらは、最近5年間の国内のお中元の市場規模の推移を示したグラフです。5年前は7210億円ありましたが、ことしは6560億円と予測されています。お中元やお歳暮といった儀礼的なギフトはライフスタイルの変化とともに縮小する傾向にあります。

しかし、ギフト全体で見ると、5年前は10兆円あまりだったのに対し、ことしは11兆円あまりと、逆に拡大するとみられています。コロナ禍で会えない代わりに、家族や友人など親密な間柄でのギフト需要が活性化し、今もその傾向が継続しているようです。

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