日本の食文化を継承しようと、ブラジルから来日した日系人がお好み焼き研修の成果を発表しました。


お好み焼き研修を受けているのは、ブラジルから来日した森本直美リサンジェラさん。父親が広島市出身の日系2世です。

森本直美リサンジェラさん
「水の玉の形で温度が分かるということを教えてもらいました」

この研修は、JICA=国際協力機構が日本の食文化を継承し日系社会の活性化につなげようと実施しています。

毎年、ブラジル・サンパウロで開催される「日本祭り」には20万人が来場し、広島県人会が2日間で3000枚を焼くお好み焼きが人気を集めています。しかし大量に作る際の調理方法などに課題もあるそうです。

森本直美サンジェラさん
「生地がふたのようになってキャベツが下になって全体に蒸すように試しながらやっています」

森本さんは、キャベツの切り方や鉄板の温度管理などを学びました。

指導係のオタフクソース 近藤奈緒さん
「イベントでたくさん焼かれるので、スピード感は大分早くなっていますね」

森本さんは、鉄板のスペースをうまく使って12枚を一気に焼き上げていきます。お好み焼きが完成しました。そのお味は・・・

参加者「キャベツが甘くて美味しいです」

指導係のオタフクソース近藤奈緒さん
「合格です。キャベツの甘みを出すのがポイント、熱を使い分けながら焦げないように作られた」

森本直美リサンジェラさん
「学校や子供会のお母さんにお好み焼き作りを教えたり、広島は原爆のイメージがあるが、広島には他にもあることを知ってほしい」

3週間にわたる研修の成果は、来月サンパウロでの「日本祭り」で披露されます。

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