JR北海道の綿貫泰之社長が、北海道議会の委員会に初めて参考人として出席し、今後の経営について説明を行いました。
JR北海道 綿貫泰之社長
「札幌駅周辺の再開発事業を新幹線のスケジュールによらず、着実に進めてまいりたい」
北海道議会で、6日開かれたJRの地方路線に関する特別調査委員会。
2022年、JRの社長に就任した綿貫泰之社長が、初めて参考人として出席しました。
JR北海道は、2030年の“北海道新幹線・札幌延伸”を機に、経営自立することを目標とする長期的な計画を立てていますが、延伸時期の大幅な遅れが見込まれている現状について経営陣の見解は?
JR北海道 今井政人副社長
「札幌開業の遅れが生じた場合、当社の経営自立も遅れることが避けられないと考えています」
また、JRが単独では鉄道の維持が難しいとしている、いわゆる「黄色線区」について、新幹線の札幌延伸の遅れが影響するのかについても、質疑が行われました。
JR北海道 今井政人副社長
「新幹線の“札幌開業”遅れと、“黄色線区”を持続的に維持するための仕組みの構築等を関連させる考えはございません。地域の交通サービスを持続的に維持する仕組みに、不退転の決意で取り組んでまいります」
このほか、JRは2025年4月に、平均で8%の運賃値上げを行うことを委員会で報告し、利用者へのサービスを維持したい考えを示しました。
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