ビッグクラブ「J1鹿島アントラーズ」を迎えた一戦で、チケットは5000枚がすでに完売。ヴァンラーレ八戸のホームである青森県八戸市は、大きな盛り上がりを見せています。

八戸駅前に位置するホテル「東横INN八戸駅前」では、サクラの開花時期と試合が重なったこともあり、17日は4月の初めにはすでに『満室』となっています。

東横INN八戸駅前 下遠良子支配人
「ルヴァン・カップが決まってから本当に稼働が伸びている状態です。いろいろなお客さまが来て下さるので非常にうれしいですし、ありがたいと思っております」

八戸市に拠点を置くヴァンラーレや、アイスホッケーの東北フリーブレイズの試合開催日は、ホテルの稼働率が高まる傾向にありますが、今回はいつもと比べ、ものにならないということです。

東横INN八戸駅前 下遠良子支配人
「通常のスポーツのときに比べて、今回はぜんぜん違うなと。決まってからお部屋が埋まるまでの時間は非常に短かったかな」

スタジアムへのアクセスにも変化が。ヴァンラーレは、送迎バスを通常の約3倍の9台に増大。タクシーも予約が盛況で、三八五交通ではすでに20件近くの予約が入っているといいます。

さらに、過去最多の来場者数を見込んでスタジアムグルメを提供する出店は、14日の試合の倍となる31店舗が出展。このうち、南部町の福田温泉は豚の軟骨=パイカを使った「パイカ丼」をキッチンカーで提供します。

今野七海記者
「やわらかいです。軟骨とは思えないほど、ふわふわ、トロトロです!これを食べてあしたの応援も気合ばっちりです!」

通常の試合では40kgほどのパイカを用意するということですが、17日の試合に向けて通常の7倍以上にあたる約300kgを仕込んでいます。

福田温泉 夏坂忠男専務取締役
「仕込んで3日目になりますが、わたしの手も痛くなってきまして、明日耐えられるかなと感じております。私たちも一緒にヴァンラーレの歴史を塗り替えて。私どももがんばっていきますので、ぜひ多方から来られる方々にも食べていただきたい」

J1鹿島アントラーズを迎える歴史的一戦。
試合前日から八戸市では、大きな盛り上がりを見せています。

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