卵からふ化したばかりのホクリクサンショウウオの幼生が、4月16日から魚津水族館で展示されています。
ホクリクサンショウウオの幼生は、2月18日県内の水辺で「いみず水辺の愛好会」のメンバーが卵の状態でみつけました。
通常の卵と比較すると、色素が薄く白みがかった状態だったということですが、ふ化した幼生も体色が薄く、色彩変異個体ではないかと魚津水族館では経過を見守っています。
ふ化後、徐々に通常の個体との差はなくっているということですが、水族館では、幼生から幼体、幼体から成体に変化する際に、どのように成長するのか注目しています。
現在の体長は、2センチぐらいの幼生で、成体になるとおよそ10センチぐらいになります。
オタマというより、ウーパールーパー…
ホクリクサンショウウオは、能登半島から富山県西部に生息しており、通常はオスが黒褐色、メスが黄褐色、お腹が灰白色です。
魚津水族館ではホクリクサンショウウオの幼生の展示は初めてということです。
水族館の飼育担当者は「オタマジャクシというよりは、ウーパールーパーに近い風貌です。多くの方に成長を見守ってほしい」と話しています。
※画像はすべて金子芳治さんが撮影したものです。発見した場所は保護のため明らかにされていません。
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