青森市は大手旅行業者4社が市が発注した入札で談合を行い、排除措置命令を受けたことから4社を競争入札の指名停止処分としました。

青森市は5日付で「JTB」」と「名鉄観光サービス」を18か月、「日本旅行東北」と「東武トップツアーズ」を9か月の競争入札指名停止処分にしました。

4社は、青森市が2022年度に発注した新型コロナの感染者の移送業務に関する入札で談合をくり返していたとして、5月30日に公正取引委員会の排除措置命令を受けていました。

青森市は今年度、スイミングの支援事業として「名鉄観光サービス」と3つの事業であわせて約909万円を契約していますが、すでに契約中の案件は、そのまま委託するとしています。

今回の問題では、青森市も入札の業務が「適切とは言えない」と公正取引委員会に指摘されていて、西秀記市長は「職員に対して徹底した指導を行い、再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。

また、県は4日付で「JTB」と「名鉄観光サービス」は1年間、「日本旅行東北」と「東武トップツアーズ」は6か月間入札の指名停止としました。

県は、指名停止前から契約している旅行商品の造成事業について、3社であわせて17件は引き続き委託するとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。