米津龍一気象予報士:

あすのお天気、ポイントはこちら。

午前中の日差しを皆さん有効活用してください。

と言いますのも、あすの午前中は高気圧に覆われる形となりますので

上空の高いところに薄い雲が広がりやすくなりますが、日差しは十分届く形になりそうです。

ですから、午前中は薄雲広がるが日差しが届くとなります。

ところが午後になってくると、この高気圧は移動性の高気圧なので、その名の通り東へとだんだん移動していくんです。

そうなると何が起こるかというと、高気圧は時計回りに風が吹きますので暖かく湿った空気がこの高気圧の縁を回って入っていきますから、

雲ができやすくなりまして、

午後は、曇りで、山沿いの一部でにわか雨のところもあると予想しています。

そして6月に入って気になるのが、梅雨入りです。実はあさって金曜日が関東甲信の梅雨入りの平年日なんですが、ちょっと今年は遅れるかもしれません。

といいますのも、これは今週の天気傾向ですが、移動性の高気圧が行ったり来たり次々やってきそうなんです。
この高気圧がある影響で梅雨前線が南に押し下げられますので、上がってこれないんです。

そして来週になると今度は中国大陸から張り出してくる高気圧がガードする形になりまして、また梅雨前線が近づいてこれない形になりそうです。

梅雨入りはいつになるのかということですが、甲府の16日間先の予報を見ていくと、今週は比較的晴れ間もあるかなと見ています。

9日10日は前線がいったん近づいてきますが、その先は高気圧がブロックして梅雨前線が上がって来れないんです。その次の週も傘マークを1日はつけていますが
また雲が広がりやすい天気ということで、梅雨入りの定義は曇りや雨の日が多くなるタイミングということですが、もしかすると、来週どころか再来週までずれ込む可能性もあるということで、かなり遅くなりそうです。

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